阿蘇内牧温泉街にあるカレー専門店
熊本県の阿蘇内牧温泉は、かの夏目漱石が逗留して小説「二百十日」を発想した場所。その温泉街は今、若者が多く集まる場所になっている。ひなびた温泉街ながら美味しい飲食店がいくつかあるからのようだ。
その中にカレーを極める専門店が「カレー通の若者」に人気。まずは食べてみた。
スタッフの田尻さんはここでカレー作り10年になる。特徴はインド式スパイスカレーにある。その特徴を聞いてみた。
カツに合う専用のルーづくり
カレーはカツカレーに合うようにと研究し、小麦粉を使わず、玉ねぎを長時間かけてじっくりと炒め、ブイヨンで伸ばすのだという。食べてみてカレーに香ばしさと深みを持った旨味を感じるのはその精なのだろう。
一切妥協しない極上のカツカレー
カツは臭みのない美味しい地元産ブランド「肥後あそび豚」で、衣は舌ざわりが心地よいサクサク感がある。粉に近いきめの細かいパン粉を使用しているからだという。色も香ばしい感じがあり、食欲をそそる。
トッピングに「カスリメティ」というハーブをふりかけてあり、お茶の風味を出している。
若いお客の数人も「美味しかった、ごちそうさま!」と満足げに席を立って行った。(取材T)