放牛石仏を守る会
「御堂建立クラウドファンディング」
▶ 支援ページリンク(CAMPFIRE公式へ)
https://camp-fire.jp/projects/901140
※期間 2025年 12/3~12/31
目標金額:70万円(御堂1基・CAMPFIREシステム利用料・広報費等)
熊本市を中心に点在する江戸時代の石仏群「放牛石仏」。
300年にわたり地域の人々の祈りを見守ってきた約100体の石仏が、今、風雨・地震・酸性雨による深刻な劣化の危機に直面しています。
今、もっとも劣化が進む石仏たち
現在、御堂が未設置の石仏は15体。
これらは現在も雨ざらし状態が続いており、台風や長雨のたびに劣化が進んでいます。
守る側も高齢化が進み、「これ以上は人の手だけでは守れない」という切実な状況に直面しています。

放牛石仏86体目(熊本市西区島崎2丁目)
熊本市西区島崎、86体目の石仏も緊急保全が求められる1体です。このままでは、修復が不可能な段階まで風化が進む恐れがあります。
この危機を救うため、市民団体「放牛石仏を守る会」は、
石仏を雨風から守る御堂(屋根)を設置するためのクラウドファンディングを12月3日にスタートしました。
なぜ今まで十分な保存ができなかったのか
放牛石仏は、極めて高い歴史的・文化的価値を持ちながらも、文化財指定を受けていません。
そのため――
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公的な保存予算がつかない
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補修制度の対象外となる
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地域住民の善意と手作業のみで維持されてきた
という制度の盲点の中で、300年もの年月を耐え抜いてきました。
さらに、熊本地震以降の環境変化も劣化に拍車をかけ、今まさに「守れるか、失うか」の分岐点に立たされています。
今回のクラウドファンディングで実現したいこと
本プロジェクトでは、まず顕著に劣化が進行している1~2体の石仏に御堂を設置。
実施予定内容
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御堂(86体目の屋根)の建設
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今後の文化財指定へ向けた実績づくり
(内訳)
御堂1基あたりの建設費:約50万円(見積取得済)。
CAMPFIREシステム利用料・決済手数料:約12万円(約17%)
チラシ作成・印刷・発送費など:約8万円
今回の支援状況に応じて、今後も段階的に他の石仏へと保全の輪を広げていく計画です。
放牛石仏とは ― 熊本全体を包む「祈りの曼陀羅」

江戸時代・熊本の僧:放牛(ほうぎゅう)
放牛石仏は、江戸時代中期に一人の僧「放牛(ほうぎゅう)」によって彫られた石仏群です。

放牛石仏配置図(曼陀羅が浮かび上がる)
各地に点在するこれらの石仏を地図に落とすと、熊本全体を包み込むような「巨大な曼陀羅(祈りの構図)」が浮かび上がります。
その中心には、放牛石仏の中で最大の100体目が配置されています。

石仏の背面には、
「天下和順・日月清明(世の中が平和であるように)」
といった祈りの言葉が刻まれており、300年前の祈りが今も残されています。
クラウドファンディング概要
本プロジェクトは、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて実施されます。
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【期間】2025年12月3日~12月31日
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【目的】放牛石仏への御堂設置・保全活動
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【主催】放牛石仏を守る会
【支援ページはこちら】
https://camp-fire.jp/projects/901140
団体コメント
「放牛石仏は、地域の信仰の象徴であり、300年分の祈りそのものです。私たちの世代でこの祈りを途絶えさせるわけにはいきません。どうか皆さまのお力をお貸しください。」
(放牛石仏を守る会:正田)
この取り組みは、全国の文化財の未来にもつながります
本プロジェクトは、単なる地域保存活動にとどまりません。
市民の力で文化財を未来へつなぐ“民間主導モデル”として、全国の埋もれた文化遺産の保全にもつながる取り組みです。
【ご支援はこちら】
「放牛石仏を守る会」
公式クラウドファンディング
▶ CAMPFIRE公式ページリンク
https://camp-fire.jp/projects/901140

