JAZZ喫茶の多くが近年消えゆく中で、演奏舞台を備えた本格的な鳥栖市の老舗・JAZZ SPOT「コルトレーン・コルトレーン」を訪ねました。八代から鳥栖まで快速電車であっという間。
敷居が高いと思い込んで、14時の開店を待って入り口で30分待って、招き入れてくれたのは気さくなマスターの原さん。
ほとんどJAZZの話をせず、もっぱら佐賀や鳥栖の地域誠性について、大音量スピーカーに会話がかき消されそうになりながらマスター夫妻との雑談。珈琲を飲みながら楽しい1時間を過ごしました。この道40年の店、お客を見て流す曲を選んでいるのがわかります。
マスターが直木賞作家であると口コミで見た気がしたが、弟さんがハードボイルド作家・原尞氏だと分かりました。店内で販売していた単行本のうち、本屋大賞の候補でもあったと記憶する直木賞受賞作「私が殺した少女」を買い求め、電車の中で読みながら帰路に着きました。(5月29日)