熊本駅と三角駅を結ぶJR三角線は1899年(明治32年)開業で今年123年になる。
この路線の無人駅・網田(おうだ)駅をそのままNPO法人網田倶楽部がCafeにしたのは10年前。
建物や待合室、改札口はそのままに、無人となった駅の事務室がおしゃれなでレトロなCafeになっている。
土日祝のみの営業だが、若い女性たちにも人気がある。店内には当時使われていた小道具類がおしゃれなインテリアになっているのが心にくい。
ホームに出たり、写真を撮ったりしていると、注文した野菜カレーが来た。
列車の車輪を想わせるようなレンコンの輪切りが目を引く。そこへホームに滑り込んで来たのは熊本からの「A列車で行こう」号。否応にもムードを盛り上げる。
懐かしい味のカレー味に、新鮮な地元野菜がよく合う。レトロ感に浸りながらきれいで美味しい食事を味わうのは至福の時間だ。
平日に休んでいるのは残念だが、NPO法人が運営なら納得がいく。応援したい気持ちにもなる。店長の浦田さんが「みんな頑張っています」と言いながら接待に余念がない。
若い女性のお目当ては、オムレツとカレーをコラボした名物の「オムカレー」らしい。「一見一食」の価値あるCafeだ。
この沿線には全国のカメラマンに知れた砂紋が見られる「御輿来海岸(おこしきかいがん)」もある。
網田レトロ館 オウダレトロカン
住所 熊本県宇土市下網田町2101-1
TEL 0964-27-0166
営業時間 11:00~14:30
営業日 土・日・祝
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